夏が過ぎてすぐに登場するのがつやっと真っ赤にきれいなりんご「つがる」です。つがるは時期こそ違えど「ふじ」と生産量、人気を二分するりんごです。
まだ比較的、暑い時期に出回るりんごなので果肉は少し柔らかめですが、たっぷりジューシーで強い甘みがあります。ゴールデンデリシャスと紅玉の交配種なのですが、紅玉の色だけを受け継いで、酸味がほとんどないのが特徴です。(紅玉は酸味のあるりんごの代表です)保存にもすぐれ、収穫後常温で1ヶ月、冷蔵で3ヶ月は保つそうです。(ただし購入する時点では収穫から少し経っているので若干保存期間は短くなります)
ちなみに品種にもよりますが、まるでワックスを塗ったようにテカっとしているりんごを見かける事がありますよね。店頭でもよくこれはワックスが塗ってあるの?と聞かれる事がありますが、国産りんごに関してはワックス処理はまずありません。
このテカリはロウ物質と呼ばれ、りんごが熟すにつれて果肉中にリノール酸やオレイン酸が増加して、皮の外側に浮いてくる事によって現れてきます。ある意味で熟したりんごを見分ける一つの目安になるかもしれません。りんご自身が出しているものなので特に害があるという事はありませんが、気になる方は簡単に水洗いして流して下さい。ジョナゴールドやシナノスウィートもロウ物質が目立ちやすい品種です。
「りんごが赤くなると医者が青くなる」とよくいわれます。お見舞いに持っていかれるフルーツでもりんごはよく使われますね。これにはちゃんと理由があります。
一つは、水溶性食物繊維ペクチンが豊富に含まれ、腸の中をきれいに掃除して腸内環境を整える作用があります。固い便のときは軟化させて便秘を解消し、柔らかい便のときは便にある程度の粘度をつけて固さをもたせてくれます。免疫機能のほとんどが小腸に集中していると言われていますが、腸の中がきれいになれば必然的に免疫機能も高まるわけです。またコレステロール値を下げたり、アレルギーを緩和したりとペクチンはまるでお医者さんのような物質なのです。
ちなみにジャムを作る時にレモン汁などを加えてゲル状になるのもペクチンの作用です。
他方、カテキンやケルセチンといったフィトケミカル(通常の身体機能維持には必要とされないが、健康によい影響を与えるかもしれない植物由来の化合物)が生活習慣病予防やガン予防に効果が期待できます。
秋から冬にかけて長く手軽に楽しめるりんご。もちろん健康にもいいので、フタバフルーツでは「1日1つのりんご」を食べてもらえるようおすすめしています。一日一果では時期ごとのりんごをご紹介していきますので、いろいろと食べくらべをしながらりんごを生活の一部にしてもらえたらうれしいです。

コメントする