2011年9月アーカイブ

未希ライフ

未希ライフ、この聞き慣れない名前を持ったりんごがあります。僕は初めて聞いた時、生命保険の新しい商品かと思いました(笑)千秋とつがるの交配種のこのりんごはなんと1992年生まれのまだまだ新人です。その不思議な名前に似合わず、甘くてしっかりとした歯ごたえ、ほどよい酸味の逸品です。これは紹介しない手はないと思い、本日の一果にしました。

でも、この「未希ライフ」という一風変わったネーミングはどこからきたのでしょうか?1986年、三田佳子さん主演のNHK大河ドラマ「いのち」が放映されました。大河ドラマ初の戦後を舞台とした骨太のドラマでした。主人公 高原未希(三田佳子)が東京から焼けだされ故郷の弘前へ帰るところから物語ははじまります。この未希ライフを産み出した工藤清一氏がりんご樹の剪定法など、りんご栽培の演技指導に協力した事もあり、主人公の「未希」とドラマタイトルのいのちを「ライフ」とした事からこの不思議ですてきな名前がついた訳です。ちょっとストーリーを知ると興味と愛着がわきますよね♪

りんごの栄養などについては以前にも書きましたので「つがる」のページをご覧下さい。

りんごはふじになるまではいろんな品種が出てきます。
その時期じきのりんごをいろいろとお試しあれ!

シャインマスカット

マスカットといえばかつては高級ぶどうの代名詞でしたが、ここのところは種なしのピオーネなどにおされてすっかりなりをひそめてしまった感がありましたが、なんとそこに期待の新星が現れました!その名も「シャインマスカット」!なんともキラキラした名前のマスカットですね。つやっとしていて鮮やかな黄緑色。ブリッと大粒な実はいかにも食べごたえがありそう。糖度20度にもなる甘さと、控えめな酸味、クセのない風味は誰でも美味しく楽しめそう。何よりマスカットの問題だった種がありません。
まだまだ生産農家が少ないため、ほとんど市場にも出回っていない珍しい品種です!フタバではそんなシャインマスカットがなぜか大量にありますwお近くの方は是非試していただきたい!

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さて、日本でマスカットというとマスカット・オブ・アレキサンドリアを指します。岡山が主な生産地で、高級ぶどうといえばこれ!エジプトの原産で紀元前から作り続けられている品種です。なんとあのクレオパトラも溺愛のぶどうだったとか。
ところがマスカットはムスクのような香りがする事からつけられた香りのぶどうでもあり、白ぶどうだけでなく黒ぶどうも存在ます。モスカートというイタリアのワインはこのマスカットを原料としており、甘みが強く香り高いワインです。こはホントに美味しい!このボトルを見つけたら是非お試しください。結構リーズナブルですし。

実はこれからまたマスカットの時代がきちゃうかも?!
気になる方はinfo@futaba-fruits.jp03-3338-7749まで問い合わせてみて下さい。
地方発送もやってますよ〜♪

サンつがる

夏が過ぎてすぐに登場するのがつやっと真っ赤にきれいなりんご「つがる」です。つがるは時期こそ違えど「ふじ」と生産量、人気を二分するりんごです。

まだ比較的、暑い時期に出回るりんごなので果肉は少し柔らかめですが、たっぷりジューシーで強い甘みがあります。ゴールデンデリシャス紅玉の交配種なのですが、紅玉の色だけを受け継いで、酸味がほとんどないのが特徴です。(紅玉は酸味のあるりんごの代表です)保存にもすぐれ、収穫後常温で1ヶ月、冷蔵で3ヶ月は保つそうです。(ただし購入する時点では収穫から少し経っているので若干保存期間は短くなります)

ちなみに品種にもよりますが、まるでワックスを塗ったようにテカっとしているりんごを見かける事がありますよね。店頭でもよくこれはワックスが塗ってあるの?と聞かれる事がありますが、国産りんごに関してはワックス処理はまずありません。
このテカリはロウ物質と呼ばれ、りんごが熟すにつれて果肉中にリノール酸オレイン酸が増加して、皮の外側に浮いてくる事によって現れてきます。ある意味で熟したりんごを見分ける一つの目安になるかもしれません。りんご自身が出しているものなので特に害があるという事はありませんが、気になる方は簡単に水洗いして流して下さい。ジョナゴールドシナノスウィートもロウ物質が目立ちやすい品種です。

りんごが赤くなると医者が青くなる」とよくいわれます。お見舞いに持っていかれるフルーツでもりんごはよく使われますね。これにはちゃんと理由があります。
一つは、水溶性食物繊維ペクチンが豊富に含まれ、腸の中をきれいに掃除して腸内環境を整える作用があります。固い便のときは軟化させて便秘を解消し、柔らかい便のときは便にある程度の粘度をつけて固さをもたせてくれます。免疫機能のほとんどが小腸に集中していると言われていますが、腸の中がきれいになれば必然的に免疫機能も高まるわけです。またコレステロール値を下げたり、アレルギーを緩和したりとペクチンはまるでお医者さんのような物質なのです。
ちなみにジャムを作る時にレモン汁などを加えてゲル状になるのもペクチンの作用です。
他方、カテキンケルセチンといったフィトケミカル(通常の身体機能維持には必要とされないが、健康によい影響を与えるかもしれない植物由来の化合物)が生活習慣病予防やガン予防に効果が期待できます。

秋から冬にかけて長く手軽に楽しめるりんご。もちろん健康にもいいので、フタバフルーツでは「1日1つのりんご」を食べてもらえるようおすすめしています。一日一果では時期ごとのりんごをご紹介していきますので、いろいろと食べくらべをしながらりんごを生活の一部にしてもらえたらうれしいです。

黄金桃

見て下さい!このみずみずしい黄色!つやっとした質感!これがフタバの一押し黄金桃です!

黄金桃は、缶詰などに使われるいわゆる黄桃とは全く違う品種です。川中島白桃から偶然誕生した品種で、果皮・果肉ともに鮮やかに黄色い桃です。誕生してまだ期間も短い桃なのでまだ生産者が少なく、比較的希少な品種です。ほんのりとさわやかな桃の香りを放ち、一見固そうな果肉とは裏腹に、口溶けが滑らかでコクのある強い甘みはまさに黄金の味です!マンゴーもびっくり!僕は初めてこれを食べた時にあまりの衝撃に普通の桃に戻るのに時間がかかりました(笑)
8月上旬から9月くらいまで出回る晩生種でこの時期くらいまで楽しめます。

桃にはたっぷりの水溶性食物繊維ペクチンがたっぷり含まれているので、腸内環境を整えるのにはもってこいの果物です。ビタミンなどのいわゆる栄養素としてはそれほど際立ったモノはありませんが、体内の塩分濃度を調整するカリウムや、冷え性や二日酔いに効果があるといわれるナイアシンなども多く含まれます。
また、桃の味にはうっすらと渋みのようなものを感じる方もいるかもしれませんが、これはお茶で有名になったカテキンが含まれているためです。カテキンはがん予防やアンチエイジング効果に期待が出来ます。皮の部分に多く含まれているので、うぶ毛を落としてできるだけ皮ごと召し上がって下さい。
りんごやメロン同様、刺激が少なく消化にも優しい上に、腸内をきれいにしてくれるので体の弱った方へのお見舞いにはおすすめのフルーツの一つです。

まだぎりぎり店頭に並んでいる黄金桃です!見つけたら即ゲット!まだ食べた事のない方は黄金の初体験をしてみてください♪

ナイアガラ

秋の食卓を彩るフルーツといえばぶどうです。一説には世界中に7000種とも10000種とも言われるぶどうは古くから人類に近い所にあるフルーツの一つでした。今回紹介する「ナイヤガラ」は昔から根強いファンが多いぶどうです。

ナイヤガラと聞いて、アメリカ北部のナイアガラの滝を思い出す人もいるかもしれませんが、まさしくアメリカとカナダの国境にあるナイアガラの滝付近が原産の品種です。

粒は小ぶりですが、鮮やかな黄緑色をしていて、なんと言っても特徴は遠くからでも香るマスカット香です。ぶどうガムやぶどうグミの香りといえばわかりやすいでしょうか?何とも食欲のそそられる香りなのです!(香りが届けられないのが残念!)食べた瞬間もその香りが口の中いっぱいに広がり幸せな気分になれます。甘みと酸味のバランスも良く、食感も独特なので、食べた事のない方は是非トライしてみて下さい。

しかしながら、大粒種なしのぶどうに圧され、近年では食用としての生産が減少傾向にあるようです。なので、市場に流通する量も以前に比べると少なくなっているので、ある意味で希少な品種といえるかもしれません。

ちなみにナイヤガラは香りのよいぶどうなのでワインの原料に使われたりもしています。

ぶどうの美味しい見分け方ですが、一つはブルーム。黒ぶどうだとよくわかりますが、玉にまんべんなく白く粉がついているように見えますが、これがブルームです。これはぶどうから水分が抜けないようにぶどうを守っている存在。これがなくなって、テカテカしているものは少し古くなっているものかもしれません。
もう一つは枝枯れ。枝の青いぶどうは新鮮ではありますが、ちょっと青臭さが残っていたり糖度が足りない場合があります。枝がやや茶色くなって一見枯れているように見えるモノの方が、実は糖度が上がっていて食べごろで、これを枝枯れといってフルーツショップとしてはおすすめだったりします。新鮮なモノを買っておいて、少し置いておくのもいいかもしれません。

ぶどうは果糖ブドウ糖が多く含まれており、朝ご飯向きのフルーツです。果糖やブドウ糖は体のエネルギー源であるのはもちろんですが、脳みその唯一の栄養源!これを取る事で頭がいち早く回転しはじめます。ビタミンB1も含まれ、ビタミンB1は糖質をエネルギーに変換するのに必要な栄養なので、ぶどうは疲労回復にも効果があります。

見た目も美しく、香りも豊か、そして食べて美味しく元気になれるナイアガラ。
見つけたら是非、手に取ってみて下さい!

幸水梨・豊水梨

秋のフルーツの代名詞の一つといえば梨ですね!特に旬の走りの頃から中盤にかけて出る大人気品種といえば「幸水」と「豊水」です。でもその違いってわかりますか?店頭でもよく「幸水と豊水の違いって何?」と質問をいただきます。確かに名前も似ているし、大きさも近い。せっかくだから個性の違いをしっかり覚えて食べくらべてみたいものです。なので今回はこの二つの梨の違いについて語ります!

さて、この写真を見て幸水と豊水の違いがわかりますか?まず、色の違いがあります。左が幸水。やや緑がかって石細胞と言われるつぶつぶの極めが細かいのが特徴です。一方の豊水は赤みがかっていて石細胞の極めが少し粗めです。形状も幸水がやや扁平で豊水は丸々としています。

そして肝心の味と食感。幸水は酸味が少なく甘みが強く、果肉はやや柔らかめでジューシーなのが特徴です。一方、豊水はその名の通り、幸水よりもさらに多汁です。ほどよく酸味があるのも豊水の特徴。このあたりが好みの分かれる所で、お客さんの中でも面白いくらいにくっきりと幸水派と豊水派に分かれます。似てるけどそれくらいくっきりとキャラクターが違うので、フルーツショップとしては是非食べくらべていただきたいといつも思ってます(^_^)

日本で「ナシ」といばいわゆる和梨。登呂遺跡で種が発見された等、すでに弥生時代から食べられていたので日本固有の果物の一種といってもいいかもしれません。江戸時代にはすでに100種類を超す品種が栽培されていました。「ナシ」は、果実の中が白い事から「中白(なかしろ)」からナシになったとか、風があたると実がならないため「風なし」からその名がついたという説があります。それくらいナシというのは昔から栽培されて楽しまれていたフルーツなんですね。ちなみに1941年生まれの幸水。1954年生まれの豊水。これに南水を加えて梨の人気3種を「三水」なんていいます。

梨ってフルーツには珍しく、実はあんまりビタミンをほとんど含んでいません。あんまり栄養ないのかな、なんて思われていましたが、食物繊維はもちろん、シャリシャリ食感の元、石細胞ペントザンとリグニンが腸を刺激し、梨の糖分の一種ソルビトールが便を柔らかくしてくれ便通をよくします。また、むくみを解消するカリウム、疲労回復に効くアスパラギン酸を含み疲れた体にうれしい効果があります。また、今注目の「酵素」の一種、タンパク質消化酵素のプロテアーゼを含み、消化を助けてくれます。とにかく腸内環境を整えるのに効果絶大な梨は美味しくって体にもうれしいフルーツなんです!

幸水や豊水はもちろん、これから冬までいろいろな種類の梨が楽しめます。是非、季節ごとの梨を楽しんでくださいね!
フタバフルーツでもこれから様ざまな梨を紹介していければと思っています!

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