2011年4月アーカイブ

パッションフルーツ

パッションフルーツの刺激的な香りと味はまるで情熱的な夏の太陽の味!パッション、それは情熱!
忘れられない香りに包まれながら、一夏の空気に浸ってパッションカクテルでのどを潤す・・・
という妄想からはじまりましたが、「パッションフルーツ」の「パッション」を「情熱」だと思っている方は多いはずです。
かく言う僕も夏のフルーツだし、刺激的な香りや味がするし、なんか南国っぽいし、きっと情熱のパッションなんだろうなぁ、と思っておりましたが、意外や意外、どちらかというと重ーいテーマなお名前なのです。

トケイソウパッションフルーツは「クダモノトケイソウ」という南米原産の植物の実です。3つに分裂した雄しべがまるで長針、短針、秒針の様に見える事から和名ではこのような名前がついています。しかし、英語では「パッションフラワー」といいます。先にパッションは情熱という意味ではないと書きましたが、パッションとは聖書で「キリストの受難」という意味だそうです。
イエズス会宣教師らによってラテン語で flos passionis と呼ばれていたのを訳したものです。 16世紀、原産地に派遣された彼らは、この花をかつてアッシジの聖フランチェスコが夢に見たという「十字架上の花」と信じ、キリスト教の布教に利用しました。 彼らによればこの植物はキリストの受難を象徴する形をしていて、花の子房柱は十字架、3つに分裂した雌しべが釘、副冠は茨の冠、5枚の花弁は合わせて10人の使徒、巻きひげはムチ、葉は槍であるなどと言われました。
パッションフルーツ=受難の実。。。なんともディープな名前ですよね(苦笑)

と、だいぶうんちくを書き連ねましたが、やっぱりパッションフルーツの味は情熱的、な気がします。なんと最近の研究では、認知症予防歯周病予防ダイエットに効果が期待される有用成分が注目を集めているようです!さらにパッションフラワーは、ハーブとして利用され、鎮痛・精神安定・抗痙攣・不眠の緩和・血圧の降下・ヒステリーノイローゼの緩和・更年期障害など「精神や痛みを静める」働きがあるといわれています。かなりの力を秘めているフルーツなわけです!

ちなみにフタバフルーツのパーティーやイベントではパッションフルーツがけっこう登場します!はじめて食べる人は驚きとともにはまる人が多いフルーツの一つです。これから夏に向けてFarmer's Marketなどでも販売していくのでご興味のある方は是非、スタッフに声をかけてください!

安政柑

時は安政(1854年〜1860年)、瀬戸内の因島で偶然見つかったのがこの安政柑だぃ。赤ん坊ほどのおっきな実がなるその果物は文旦とも違って、甘くてさっぱりした味に八朔みてぇなサクッとした食べごたえ。一度食べたらやめられねぇってな代物だ!

安政っていやぁ、ペリーの黒船が浦賀に乗り込んできたのを皮切りに、安政の大地震だ、コロリ(コレラ)だ、安政の大獄だってなんだか世の中がひっちゃかめっちゃかになった時代だね。なんだか今の時代に似てるって?まぁ、いつの世も新しい時代の幕開けは産みの苦しみがあるのかもしれねぇな。暗い時代でも明るい兆しってのが必ずあるもんさ。
そんな時は安政の時分に産声を上げて、今の今まで皆さんの舌を楽しませてるこの味をとっくと堪能してみねぇ!

と、中途半端なべらんめぇで失礼しました。安政の時代っていうのは本当に今の時代とよく似ているなと思ったわけですが、なんの因果かそんな時に発見されたフルーツに出会ったのも偶然じゃないのかもしれません(笑)
まぁ、時代の話はさておき、この安政柑、びっくりするくらい美味しいんです!分厚い皮を真横に切れ目を入れて剥ぎとるように皮を外します。内袋は皮離れがよいので一房づつはずして、内袋をむいて食べます。切れ味のよい上品な甘さとクセのなさ、八朔のような歯ごたえは他にない新しい感覚です!

瀬戸内でしか生産されておらず、まだまだ世の中に広く出回っていない品種ですが、ゲットしました!
近々店頭にも並ぶ予定なので、楽しみにしていてください!

土佐文旦

ジェネレーションギャップがある事を恐れずに(笑)、小さい頃よくボンタンアメというグミのようなアメが大好きでした。甘くて食感がモッチリで、ほのかに柑橘の香りがする懐かしい味。なんと大正15年から続いているというから驚きです!このボンタンというのが今回紹介する文旦。ザボンやジャボン、マニアックですがポメロなんていう呼び名もあります。ポメロは別ですが、どれも同じ由来から派生した言い方なんです。

文旦は台湾や中国南部、東南アジアが原産といわれています。いくつかの説があるようですが、清国の通商船船長 謝文旦の船が薩摩で遭難した際に薩摩藩に助けられ、お礼に贈った「朱欒(しゅらん)と白欒(はくらん)」という珍しい柑橘類の苗木を育てて広めはじめ、この実に謝文旦の名から文旦とつけました。ボンタンは文旦が訛ったもの、ザボンやジャボンは謝文旦の「謝」と「文」で切られた「シャブン」から来ているといわれています。

文旦と他の柑橘との自然交配で、今でも人気な様々な柑橘類が生まれています。グレープフルーツ・夏みかん・ハッサクなどが文旦の血を引いているといわれています。パール柑、晩白柚、安政柑などもその仲間です。かなりの生命力、繁殖力です!

大きな実ですが、皮が約50%を占めているほど。果汁は少ないですが、独特の甘みと風味を持ってます。
柑橘類という事で、ビタミンCやカリウムが豊富です。美肌や風邪予防効果が期待できます。

フタバフルーツでは土佐文旦を扱ってます。鮮やかな黄色で贈答用にもおすすめ!今が旬なのでお早めに!

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