2010年11月アーカイブ

富士柿

あけましておめでとうございます。というにはずいぶんと時間が経ってしまいましたね(苦笑)
本年もどうぞよろしくお願いいたします!

さて、初夢で縁起のいいものと言えば「一、富士 二、鷹 三、茄子」なんていいますが、この柿はそんな縁起物 富士の名を冠した、その名も富士柿。愛媛が産地の珍しい柿です。真横から見るとそびえ立つ富士山のような形をしている所からつけられた渋柿で、渋抜きをするととろけるような甘さになります。糖度が高いので完熟してから冷凍庫に入れて、シャーベット状にして食べるとまた違ったデザートになります。柿の中でも最も大きい品種なので、富士というのもうなずけます。まさに縁起物なので贈答用に贈られることも多い、柿の王様といってもいいでしょう。

スチューベン

皆さん、スチューベン(Steuben)というぶどうをご存知ですか?この真っ黒で小粒なぶどうは驚くほどの甘さを隠しているんです!なにせ糖度は18度から23度!ちなみにりんごが13度ほど、メロンは14度ほどしかありません。一般的なぶどうで17度ほどが普通です。なぜこんなに甘いんでしょうか?!

スチューベンという聞き慣れない名前のぶどうがどこからやってきたかと言うと、なんとニューヨーク州。ニューヨークは古くからりんごの産地として有名で、「ビッグアップル」という愛称があるくらいです。りんごは比較的寒暖の差の大きい土地で栽培される事がおおいですが、ぶどうは日照の多い温暖な土地で栽培されるイメージがつよいフルーツです。しかし、ニューヨークの農業試験場で産み出されたスチューベンは高緯度にあるニューヨークで良く育ち、糖度が高いため保存にも優れているぶどうなのです。
これだけでだいぶ意外なんですが、国産のスチューベンの栽培地もこれまた意外。どこだと思われますか?ぶどうと言えば、山梨?それとも瀬戸内海が臨める岡山?いえいえ、なんと青森なんです!青森と言えばニューヨーク同様、りんごの産地。よく見ると緯度もかなり近く、似通った気候のようです。まさにりんごの様に寒暖の差によって甘みが濃縮された訳ですね!

さて、今では一般的になりましたが黒ぶどうの皮の色は赤ワインなどにも含まれるポリフェノールです。ポリフェノールは光合成によってできる植物の色素の総称で、食べると渋みや苦みを感じる素になります。特にぶどうに含まれるポリフェノールはタンニンと呼ばれ、殺菌作用を始め、血中コレステロールを低下させたり、高血圧を予防したりといった効果があります。他にはお茶や柿、バナナなどにも多く含まれています。最近ではこれらをフィトケミカルと呼んで、病気を予防したり健康を維持するのに重要と考えられています。ぶどうはもちろん、フィトケミカルはフルーツに多量に含まれているので、フルーツ屋としては積極的に摂っていただきたいと考えています。

巨峰やピオーネ、ロザリオビアンコなどが終わった頃にやってくる激甘ぶどうスチューベン!見かけたら是非一度試してみて下さい!クセになる事間違いなし!フタバフルーツでも絶賛販売中です!

マスカット・オブ・アレキサンドリア

白いぶどうと聞いてどんな名前を思い出すでしょうか?僕達より上の世代は間違いなく「マスカット」と答えるでしょう。美しいエメラルド色、甘みが強く、独特のマスカット香。ガムやアメでぶどうの味なものはたいていマスカット香が使われています。しかも日本でマスカットといえば今回紹介している「マスカット・オブ・アレキサンドリア」なのです。

マスカット・オブ・アレキサンドリアはエジプトが原産で、「ぶどうの女王」の別名があります。アレキサンドリアの女王といえばクレオパトラですが、彼女も口にしていたようです。紀元前より高級品種として食べられ続けている歴史あるぶどうがこのマスカットなのです。
日本には1886年から岡山を中心に作られはじめられたが、他の地には根付かず。マスカット・オブ・アレキサンドリアの産地と言えば岡山なのです。なんとあのぶどう王国山梨でも栽培する事ができなかったとか。
ちなみにマスカットのワイン「ミュスカデ」は香りが高く、ほのかに甘い女性におすすめデザートワインです。

ヨーロッパのイメージのあるぶどうですが、実は鎌倉時代に中国からヨーロッパぶどうが輸入され甲州勝沼(現山梨県甲州市)で栽培が始まりました。意外にりんごやいちごなどより歴史が古いんです。山梨がぶどう王国になったのもこういった歴史があるからなんですね。歴史があり、生食はもちろんワイン、レーズン、ジャムなど様々な楽しみ方があるぶどうは世界中に1000を超える品種があると言われています。それだけ人間はぶどうを生活の一部にしてきたんですね。

ぶどうにはエネルギー変換の早い単糖類の果糖とブドウ糖が多く含まれ、糖質をエネルギーに変換するためのビタミンB1が豊富なので手早いエネルギー補給にもってこいのフルーツです。また果糖は冷やすと甘みが増す性質があるので冷えたぶどうは美味しく感じるんです。

ぶどうのシーズンは間もなく終わりを告げますが、品のある香りと甘さをたたえたマスカット・オブ・アレキサンドリアをよく冷やして召し上がってみてはいかがでしょうか?贈り物にも最適です!

三輪さんが作ったフルーツシェルフのサンプル
三輪さんが作ったフルーツシェルフのサンプル

いよいよお店作りも外装が始まりました!
それにあわせてお店をオープンした時に外に並べるためのフルーツシェルフのサンプルを三輪さんが作ってくれました。
ここから折りたたみにするかとか、キャスターをつけるかとか、はめ込み式にして持ち運びやすくするかなんて、アイデアが広がりました。

便利でオシャレで使いやすいお店になるんだろうなぁ〜。
こういうのを見るととてもワクワクします!

早生みかん

冬のフルーツの代名詞のひとつ「みかん」は正式には「温州みかん」ですが、実は原産は鹿児島と言われています。以前は中国からもたらされたといわれていて、中国のみかん類の名産地が温州だったため、この名が使われる様になりました。みかんは寒さや雨や病害虫にも強く、関東から南の各地で作られています。

みかんと一口に言っても実は時期によって味や性質が異なってきます。9月下旬から10月下旬に出回るものは「極早生」と呼ばれ、旬の走りでまだまだ甘さはのっていませんがみかんらしい香りとさわやかな酸味が楽しめます。その後は、10月下旬から11月にかけて出回るのが「早生みかん」。徐々に甘さが増してきて、どなたも楽しめるようになってきます。そして中生みかんと続いて1月頃から出回るのが普通みかん、通称冬みかんです。皮が薄いけれど、浮皮せず、濃厚な味わいと甘さが絶品です!またにコタツにみかんを楽しめるのは正月からですね!

富有柿

柿は渋抜きをしないと食べられない「渋柿」と完熟すると甘く食べられる「甘柿」とに大きく分けられます。日本にはおよそ1,000種以上の柿の品種が存在すると言われていますが、そのどれもが土地の固有種で、その土地を離れるとうまく育たないものが多いといわれていますが、今回紹介する甘柿「富有柿」はどの土地との親和性も高く、北は新潟から南は吸収まで広く栽培出来、「甘柿の王様」と呼ばれています。

肉質はやや固めですが、甘みが強く、日持ちが良いのが特徴です。とにかくフタバで甘い柿、といえば富有柿をご紹介してます!

花梨 カリン

珍しい、というか最近ではなかなかお目にかからなくなったフルーツをご紹介します。
その名も花梨(カリン)。なんとも可憐な名前です。香りも甘くて上品。食べたらさぞ美味しいだろうと思いますが、実はカリンは生食には残念ながら向いていません。梨などにも含まれる石細胞が多いため、非常に固く、またとても渋いのでネズミも歯が立ちません。それではどうしてこんなフルーツが昔から食べられてきたのでしょうか?

花梨(カリン)は中国東部が原産地といわれ、日本には1000年以上前にもたらされたと言われています。古くから民間療法でのどの炎症を抑え、咳止めの薬として身近な存在でした。また、花も美しく実も香り豊かで、「金を借りん」の語呂合わせから商売繁盛の木として観賞用に植えられる事も多かったようです。(さらに裏に樫の木を植えるとさらに良いというゲン担ぎもあります)

友人で、ローフードや植物療法(フィトテラピー)などを広める活動をしているTREFLESを主催する福岡淳子さんからお知らせ。
当日はフタバグリーンプロジェクトというワークショップがあるので僕たちは参加する事ができませんが、"ローフード"というライフスタイルに興味のある方は是非、お問い合せください!
ちなみにフルーツもRaw(生) Foodですよー!

Viva La Fruitsにも来ていただきました!
ありがとう!

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11/11(THU) RAW FOOD 1day NIGHT PARTY

フロリダ産ルビーグレープフルーツ

グレープフルーツは18世紀の中頃に西インド諸島で発見されました。文旦とオレンジが自然交配したと言われています。実のなり方がまるでぶどうの様に密集していたためグレープフルーツと名付けられました。現在ではフロリダカリフォルニア南アフリカなどが日本に入ってくる代表的な産地で、特にフロリダ産は皮も薄く、他の産地よりも甘みが強く、そしてジューシーです。フロリダ産は10月後半から6月くらいまで店頭に出回っています。

南水梨

皆さん、梨はお好きですか?日本人にとって梨は、柿、栗とならんで大昔から慣れ親しんだ固有のフルーツといってもよいかもしれません。さかのぼるとその歴史は弥生時代にまでなります。最古のものでは静岡県の登呂遺跡で多数食用とされた種が発見されています。ただし、それ以前のものは未だ発見されていないことと、野生の梨も人里周辺が自生地だった事を考えると、朝鮮半島や中国から持ち込まれたものと考えられるようです。しかし、りんごやイチゴなどが明治以降に栽培されはじめた事を考えると、梨は日本オリジナルのフルーツのひとつかもしれませんね。

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